桑山詩集　１帙１巻揃　小倉信近・著　昭和2年発行

明治期の官僚・政治家、小倉信近の漢詩集。題字は金子堅太郎（当時子爵、のち伯爵。明治憲法・皇室典範を起草。T・ルーズベルト米国大統領にはたらきかけて日露講和に貢献）、跋は山田立夫（号 貢邨 漢詩人）。刊記なし。古本市場では1万円前後の模様です。 小倉信近（1849～1926）は出羽国米沢の生まれ。維新後海軍に入って海軍少尉となりますが、警察に転じ警察官僚として要職を歴任。その後、官撰知事として福島県知事、三重県知事、群馬県知事を歴任しています。その間、一時、衆議院議員に当選しましたが、任期途中で辞職しています。 帙と表紙・裏表紙に虫損が少なからずあり、一部が跋文に及んでいますが閲読に支障はありません。綴じ糸には切れ・ゆるみありません。年代ものの和本ですので、相応の経年劣化についてご了解いただき、ノークレームノーリターンでお願いいたします。

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